第3回家づくり大賞
「一般投票部門 素材ディテール賞」
「山下保博部門選定 素材ディテール賞」受賞
所在地 | 愛知県名古屋市 | 造園 | 櫻井造景舎 |
主要用途 | 専用住宅 | 建築面積 | 127.01㎡ |
構造規模 | 木造2階建 | 敷地面積 | 248.94㎡ |
竣工 | 2014年 | 延床面積 | |
施工 | 友八工務店 |
- 所在地
- 愛知県名古屋市
- 主要用途
- 専用住宅
- 構造規模
- 木造2階建
- 竣工
- 2014年
- 施工
- 友八工務店
- 造園
- 櫻井造景舎
- 建築面積
- 127.01㎡
- 敷地面積
- 248.94㎡
- 延床面積
可哀荘は名古屋市守山区の寳角の自邸となります。自宅を設計するにあたって、自分はどんな家に住みたいかを初めて自問自答しました。家族構成は妻と義父・子の4人となります。妻の意見もありますし、義父の部屋の位置や水回りの位置も考えなくてはなりません。カッコいいだけでは全く説得力はありませんでした。
私はライフサイクルを考え、自分の20年後には1階で平屋生活が出来、かつ子供と同居も不可能ではない作りを考えました。そうして出来上がったプランに瓦の大屋根を載せることを計画しました。瓦は断熱性能にも優れ、自然と通気もできている万能な仕上げだと思っています。ただ瓦は古臭く、重厚なイメージがあるので、それを何とか柔らかく軽やかな印象にできないだろうかと考え、「ムクリ」をつけることとしました。
また敷地の全面道路向かいは雑木林で落葉の季節には落ち葉で樋が詰まってしまうので屋根には樋をつけず地面に側溝を埋めることにしました。南側は、屋根から落ちた水が自然に水盤となって溜まるように計画し、リビングからの景観の一部としてます。リビングからみえるデッキは御影石とし、メンテナンスの必要がありません。
全体のイメージとして使い勝手の良い良質な旅館と言った風情に仕上がったのではないかと思います。