和泉の家,定期点検
先日、工務店の監督さんと一緒に点検に伺ってきました。外部・内部を一通りチェックをしました。基本的に気になるところは少なかったですが、やはり建具の調整が必要なところが数か所ありました。今後は監督さんから日程調整をしていただいて修正していきたいと思います。
軒下には簾を掛けています。簾の吊金物は勾配の軒裏に合わせるためにオーダーで制作したので金物の存在感のないすっきりした感じにできました。
簾と庭の植栽で道路からは気配がほとんど分からなくなりました。高木が横に成長してくれると思い通りな感じです。
開口部前面の障子を閉めた画像です。一気に趣が変わりますね。障子はこのように雰囲気を一変させてくれます。同じ日・同じ時間ですが外の真夏の日差しが嘘のような感じになってくれます。
最後にこちらはお施主さんこだわりの水屋箪笥です。このイメージを建物全体に落とし込んで設計を進めていきました。外の下草のシロツメクサの白い花が咲く来春に撮影をしたいと思います。
宝角建築アトリエは、このようにお施主さんのこだわりも生活に取り込んで建築デザインだけでなく、ライフスタイルも調整していきたいと考えています。和風の中にも最近は細かく細分化されています。純和風もモダン和風もありますし、人それぞれのモダン和風のイメージがあります。その細かな距離感を打ち合わせで紐解いていきたいと考えています。