Hitorigoto

ひとりごと

完成(ほぼ)

1年点検

先日「青野の家(子世帯)」の1年点検に監督さんと伺ってきました。庭工事もほぼ完成して、門扉を残すのみとなりました。今回の住宅は元々あった大きな敷地の母屋を解体して親世帯と子世帯の計画でした。お互いのお庭がそれぞれに意味をなして、それぞれからの借景にもなるように建物の配置を考えました。TOPにある画像は子世帯の玄関廻りです。格子は開口部の調光をうまく利用しながら外からの意匠になるように考えました。

こちらは子世帯のメインの南庭。お庭を介して親世帯の北庭にアプローチが出来ます。
お互い、つかず離れずの距離で必要な時にはすぐに行き来が出来ます。

子世帯の道路側からのアプローチです。右手は親世帯ですが間に垣根があり少し目隠しになっています。お互いをなんとなく感じる透け感です。左手は隣地になるので木塀と背の高い植栽と合わせて目隠しにしています。この部分は親世帯のリビングからも目隠しになっていてお互いに有効になっています。

こちらは親世帯の南庭です。子世帯のアプローチの生垣からもほんのり見えて、子世帯としても緑を感じながら玄関へとアプローチできます。
緑が完成して、家として完成度が増しました。撮影は来年の春頃にと考えています。